名物に旨いものあり
ぶりのすし (富山)

 鰤(ぶり)といえば、冬の北陸名物・寒ブリである。氷見ブリ、能登ブリ、佐渡ブリと、油の乗った冬のブリが名高いのである。

 ブリは出世魚と言われていて、成長するごとに何故か名前が変わる。‥味が全然違うので名前を変えてあるのだろうか。粋な計らいであるね。
 (関東)ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ
 (関西)ツバス→ハマチ→メバル(メジロ)→ブリ
 他に北陸から九州にかけて、また違った呼び方をするようだ。寿司屋でハマチはよく聞く名前だが、関西の呼び方だったとは‥。それにしても、わしゃ覚えられん。


 重厚な包みを開けてみると、プーンと酸っぱい香り。中は真っ白な寿司で、表面に赤い人参の千切りが散らしてあった。ほとんどが蕪(かぶ)なのかなーと思えば、そうではない。ちゃんとブリが一面に敷き詰めてあり、その上に蕪が乗っているのである。写真でいうと、肌色に見える部分がブリで、白い部分が蕪だ。よーし、これは期待できるぞ。

 きっちりと押された寿しは、本物の竹の皮に包まれていて、器も木製だ。添付のプラスティック・ノコギリで、キコキコとやると、すんなり切れる。やっと、8等分に切り終り、準備万端。

 いざ、食べてみると、これが旨い。ブリ、かぶら、人参、昆布、そして中心部には生姜が入っていて、絶妙なバランスなのである。ギッシリ詰まったブリと酢飯は食べ応えもある。これは洗練された押し寿司だ。前に食べた、かぶら寿司とは全然違う、素晴らしい寿司だ。やっと旨いブリに出会えた気がする。大人の味、また食べたい。

 製造後30時間後が一番おいしいと書いてあったが、私が食べたのは24時間後。だいたい、ちょうど良かった。
ブリの寿し
 ぶりのすし
褐ケ
富山県富山市南央町37-6

名称:すし
品名:ぶりのすし
原材料:ご飯、ぶり、かぶら、人参、生姜、昆布、食酢、食塩

消費期限:製造後48時間
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