名物に旨いものあり
鹿児島の名物
安納芋(あんのういも) を実食
安納芋
安納芋
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JA種子屋久
鹿児島県熊毛郡中種子町野間5281番地

出荷時期:10月~

芋はビタミンCが豊富

ネットリ系とホクホク系があるうちの、これはネットリ系。
旨い

安納芋

(鹿児島)

 最近、妙に世の中に出てきた安納芋。それは蜜のように甘いイモなんだとか。

 安納芋は元々、戦後にスマトラから持ち帰った芋が始まりとされ、それは種子島の安納地域で自家用に栽培され引き継がれてきたのだと‥。その後平成10年に鹿児島県農業試験場にて、系統選抜などをへて改良され、現在の安納芋になったという。そんな経緯により、安納芋は種苗法により保護され、平成25年まで種子島地区限定の生産となっていたが、今年は平成26年、いよいよ全国区での栽培へと躍り出たわけなのであった。

メモ)
 ちなみに、安納芋には(JAS有機認定の)「安納べに」と「安納こがね」とがあるそうで、一般の安納芋は「安納べに」のことを指し、作るのが難しい「安納こがね」は、なかなか世に出まわらないという。して「安納こがね」は皮が白っぽく、かなり甘い芋なんだとか。

 ‥と、そこへまた、県の認証を得た農薬化学肥料5割以上減の特別栽培の「安納もみじ」という芋も出てくるから、ややっこしい。もう、忘れよう。


 この芋は、ある日、近所のスーパーでやっていたフェアで買ったもの。と、長いのやら、丸いのやら、それは普通のサツマイモの形で、色はサツマイモより薄く、茶色をおび、まあ皮部分は同じくらいの薄さのようだ。半分に折ってみると、身はオレンジ色というか、黄金色というかそんな風合いで、匂いはサツマイモの香りと同じだね~。で、食べてみると、おう、これは濃いサツマイモの風味で、甘い、そして旨い‥。

 して、中はホクホクではなくて、しっとりと水分が多く、蜜のような水分が湧いてくる感じ。で、その水分が手に付くとメタメタと粘りつくので、やっぱりそれは蜜といってよい物だろう。身はデンプン質というより柔らかい繊維質のかたまりで、蜜といっても口内ではサラサラ感があり、胸焼けするような雰囲気はないもよう。

 うーん、これはサツマイモのようでサツマイモでない、別のイモであるね~。新しい食物たみっけ、おいしいよ~。

メモ2)
 後日、テレビで以下の内容が紹介されていた。
 
 安納芋は全て鹿児島(唐芋農場)で焼かれて全国へ送られている。それはだいたい、以下の手順。
  • 9~12月に収穫し、2ヶ月貯蔵、熟成。
  • 糖度:生の状態で15~16度、焼くと39度。
    メインの焼き70~80度で2時間加熱し、デンプンを糖質に変化させる。
  • 更に壺焼きをする。炭火を使った遠赤外線の150℃のツボの中で1時間加熱。これによりゆっくり水分を飛ばし甘みを凝縮させる。
  • そしてこれを冷凍保存し、1年間出荷可能に。この期間も追熟し甘みを増すと語っていたけど‥。

 ‥と言うわけで、いつの間にやら焼き芋の定番になってしまった安納芋(2019年現在)。そんなおりでも次々に新しい品種が現れ、とある人気投票では安納芋を凌ぐ芋も出てきているらしい。
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