福島の名物、あんぽ柿
あんぽ柿
あんぽ柿
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㈲菅野房吉商店
福島県福島市丸子字御山越81

名称:干し柿(乾燥果実)
原材料:柿(福島県須賀川市産)、酸化防止剤(二酸化硫黄)

賞味期限:届いた時点で約1ヶ月

保存方法:直射日光、高温多湿をさけ、涼しい所で保管

旬(というか、この時期しか売られていない):11月~2月

あんぽ柿

(福島)

 「あんぽ柿」という名は、よく見聞きはしていたものの、いまだに食べたことがない。ふと値段を目にして、今まで(下々の)私の口まで届いていなかったのは、そういうことなんだと悟る(お高い)。実は以前から自分の知る干し柿とは(値段以外も)ちょっと違うところがあるようには思っていたが、よくよく調べてみれば、かなり違っていたのだった。

・「まず見た目が違う」 → 自分の知る干し柿は、黒ずんでいるもの。
・「柔らかさが違う」 → 干し柿とはだいたい硬いものだと思っていた。
・「製法がちと違う」 → ただ干したものだと思っていた・

 そう、あんぽ柿は主に蜂屋柿(平核無柿もあり)を硫黄で燻蒸(くんじょう)してから干すことによって、柔らかくて色鮮やかな干し柿へと変化させたもの。その発祥の地、福島県伊達市には柿畑がたくさんあり、また季節になると(柿を干す)柿のカーテンがあちこちでみられるそうだ。


 一個ずつ透明な袋(脱酸素剤入り)に入れられた赤黄色の柿は、柔らかくて、表面に白い粉を少しだけふかせていた。匂いを嗅いでみたら、熟した柿の匂いがわずかに漂う。食べてみると、おう、これはまさしく干し柿の味。が、自分の知る干し柿とは違い、熟した柿と干し柿の中間ぐらいの、程よい歯ざわりとネットリ感で、人々を何とも言えない世界へといざなうのだ。うーん、旨い。そして、甘い。

 何十年ぶりかに食べた干し柿は、あの日あの時に、自分を一瞬でタイムスリップさせてしまうのさ~。またこの独特の風味が、強烈に脳裏に響くんだよね~。んー、日本人なら、ぜひこの味を覚えてほしいもの。でも今では干し柿は遠い存在になりつつあるんだよね~、たぶん。
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