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ハタハタずし
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ハタハタ ハタハタずし
全国名物秋田の名物 / クチコミ
秋田県漁業協同組合
秋田県秋田市土崎港西一丁目5-11

名称:はたはた一匹ずし(500g樽入)
品名:飯ずし

:ハタハタ、米、ニンジン、ショウガ、海草、塩、砂糖、醸造酢、調味料

ハタハタずし

(秋田)

「秋田名物 八森ハタハタ 男鹿で男鹿ブリコ~♪」。秋田では昔、ハタハタは大衆魚で、腐るほど獲れたものであるが、乱獲や気候のせい等で近年は獲れなくなり、今では漁業規制を行っているもの(2003年現在)。その成果もあり、最近は少しずつ増えてきているそう。

 ハタハタの卵はブリコと呼ばれるもので、産卵後の海が荒れて浜に打ち上げられると、住民がこぞって獲ったもの。が、今では資源保護のため卵を海に返している。なので今のブリコは、子持ちハタハタとして見かけられるだけだね~。

 ちなみに、ハタハタは北海道から日本海沿岸に生息。なかでも男鹿半島沿岸に11~12月にかけて、産卵のためにやってくるハタハタが絶品とされる。夜行性でウロコが無く、砂に潜るので外国ではサンドフィッシュと呼ばれている。


「ハタハタずし、を食べてみた」
 これはハタハタを酢でしめ、米をまぶし、海草なども入れた寿司である。食べてみると酢の香りがプーンと漂い、なんと言うか独特の味わいで旨い。毎年冬になると食べているが、やはり、やめられない季節の味。

 またハタハタずしの一匹ずしは、ハタハタの頭と内臓を取っているだけで、胴体からシッポまでそろっているもの。食べた食感では骨が感じられないが、よく見ると骨もちゃんと付いていた。そのままではチョットと思う人は、火にあぶってから食べるとよい。

メモ)
 ハタハタ漁は、1992年からの3年間の自主禁漁(秋田県のみ)の後、徐々に規制が緩和され、2009年現在、漁獲量はかなり回復している。

 また、ハタハタ寿司は八峰町の家庭で12月になるとよく漬けられ、100キロ以上漬ける家も珍しくないという。

p.s.
 ふとテレビを見ていたら、鳥取県が秋田県をライバル視してハタハタの漁獲量を争っているという。なぬ~、聞いてなかったぞ~。なんでもそれは朝鮮半島で生まれたハタハタなんだそうで、秋田産のように卵(ブリコ)を持っていないんだとか。へ~、そうなのか。でも競争になると漁獲規制をしている秋田県は不利、っていうか競争する気はないんだろうけどね~。
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