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しょっつる(塩魚汁)は、秋田県人でも食べたことがあるかどうか分からない程、貴重な存在である(2004年当時)。どうやって食べるかといえば、しょっつる鍋が代表格だ。「しょっつる」といえば八森、八森といえば、秋田音頭の冒頭が頭に浮かぶ。「秋田名物、八森、ハタハタ〜、男鹿でオガブリコ〜♪」
「しょっつる」は魚と塩を漬け込んで発酵させ、なんと2〜3年醸成させ骨が溶けて形がなくなった後、火を通して保存したものなのだ。石川県能登のイシリ(イシル)、ベトナムのニョクマム、タイのナンプラーなどと同じ、魚醤なのである。
男鹿半島の旅館で、しょっつる鍋を頼んでみると、中身は子持ちハタハタ、白菜、ネギ、しらたき、豆腐、えのき、春菊であった。半生が嫌だったので、ちゃんと火を通すと、ハタハタの卵(ブリコ)が硬くなってしまい、卵の殻だけをプチプチと食べる仕儀になってしまった。なので卵の旨みが汁に出てしまい、卵はあまり旨くは感じなかったのである。
スープは透明で、味は寄せ鍋に似ている(しょっつるはダシなので、それもそのはず)。ハタハタは(分かりやすく簡単に言うと)カレイに似た味に思える。秋田県人に言わせると、「(カレイなんかに似ていない)これがハタハタの味だ。卵のプチプチも良い。ハタハタ自体を食べるなら、焼き魚が旨いぞ」という。
メモ)
テレビで地元の方が、しょっつる鍋を食べているのを拝見。ハタハタの卵(ブリコ)を食べているのを見ると、紫色の卵で糸を引いているではないか。なぬ、そんなに火を通さないうちに食べるんだなぁ。
p.s.
「しょっつる」は業者が作って販売しているだけかと思ったら、ちゃんと八森の家庭でも作られているそうだ。海で自ら捕ったハタハタを塩とこうじに混ぜ、3年寝かせ、沸騰させた後アクを抜いて出来上がり。 |
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しょっつる鍋
秋田県漁業協同組合
秋田県秋田市土崎港西一丁目5-11 |
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しょっつる原材料:コウナゴやアジやイワシなど(ハタハタ100%の物もあるらしい)、塩 |
実際にしょっつる(瓶)自体を買ってみると、醤油を薄めたような茶色の液体で、「30-40倍に薄めて使用」と書いてあった。匂いを嗅いでみると、二度と嗅ぎたくないような匂いだった。
後でいろいろ聞いたところによると、ハタハタだけを原料にしたしょっつるだと全然臭みが無く、おにぎりに付けて食べてもおいしいらしい。 |
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